箱根駅伝

駅伝ひろば箱根駅伝を支える学生たちが書いてます

No.391

第14回「目標が現実に」

山下 和紗

駅伝ひろばをご覧の皆様、はじめまして。

 一般社団法人関東学生陸上競技連盟で研修をしております。駒澤大学グローバルメディアスタディーズ学部グローバルメディア学科1年の山下和紗と申します。大学では、「グローバル」と「メディア」の観点から、英語やコンテンツビジネスなど幅広い学問を学んでいます。

私が学連幹事になりたいと思ったきっかけは箱根駅伝です。小学校では陸上競技部に所属していましたが、中学校はバスケットボール部、高校はクイズ研究部と、これまで陸上競技に関わる機会は多くはありませんでした。高校3年生のとき、大学志望校を決める過程で「大学生活で何をしたいのか」を考えた際、真っ先に頭に浮かんだのが箱根駅伝でした。箱根駅伝自体は小学生の頃から毎年楽しみにしていた大会であり、「箱根駅伝に携わりたい」という大学生活での目標はすぐに決まりました。学連幹事の存在を知ったのは昨年の箱根駅伝予選会の時です。これほど大きな大会を、自分とさほど年齢の変わらない学生たちが運営していることを知り、大きな感銘を受けました。その瞬間、「私もその一員として箱根駅伝を全力で支えたい」という思いが強く芽生え、新しいことに挑戦する期待感で胸が高まりました。

実際に学連幹事として研修を始めてからは学びの毎日を送っています。陸上競技の知識がほとんどなかった私にとって、すべての情報が新鮮であり、非常に実りのあるものだと感じております。大会が開催されるたびに、これほど多くの人々が関わり、これほど膨大な準備が必要なのだということに驚かされると同時に、私がその一員として関わっているのだと思うと、身の引き締まる思いです。

さて、箱根駅伝当日はスタート・フィニッシュを担当する予定です。私が目標としてきた箱根駅伝に関わることができることを、非常に光栄に思います。当日は、選手の皆さまが円滑にスタートし、無事にフィニッシュを迎えられますよう、精一杯準備を進めてまいります。

拙い文章ではありましたが、最後までお読みいただき、ありがとうございました。

次回の担当は、同期の菅野そよ香です。彼女は個性の強い私たち1年生の大黒柱です。とても優しい心の持ち主で、1年生一人ひとりに真摯に向き合い、相談に乗ってくれます。業務にも非常に真剣に取り組み、大変な仕事であっても笑顔を絶やさず、ひたむきに努力する姿を心から尊敬しています。彼女がいなければ、私たち1年生はここまでやってこられなかったと思います。まさに、必要不可欠な存在です。そんな菅野の駅伝ひろばを、ぜひお楽しみください。