駅伝ひろば箱根駅伝を支える学生たちが書いてます

No.256

第26回「出会い」

目黒 亜実

 学連日記をご覧の皆様、はじめまして!関東学生陸上競技連盟で幹事を務めております、駒澤大学法律学部法律学科1年の目黒亜実と申します。現在、大学では法律を学ぶ上で基礎となる憲法・民法・刑法を学んでおり、六法と格闘する日々が続いております。

 私が陸上競技を始めるきっかけとなったのは、小学6年生の時に初めて開催された駅伝大会です。練習の際に女子の中で1番速く走れたことが、あまり得意なことがなかった私にとって自信になり、また、新たな可能性を見つけられたようでとても嬉しく、もっと速く走りたいと思うようになりました。そして、練習を重ねていくにつれ、苦しいけれど努力した分だけタイムが伸び、達成感が感じられる長距離走にますます夢中になりました。

 中学ではその熱意のまま陸上競技部に所属し、走ることの楽しさを感じると同時に陸上競技を見る機会も増え、箱根駅伝の存在を初めて知りました。たすきが継ぐ想いや限界へ挑戦する姿、美しくも過酷な217.1kmの熱き継走に心を打たれ、気づけば何度も録画を見返し、その面白さに魅了されていました。そして、大学では必ず箱根駅伝を含む陸上競技に関わることがしたいと思うようになりました。

 その思いの通り、現在は学連幹事となり、大好きな陸上競技を間近で支えられる幸せを感じております。まだ分からないことばかりですが、尊敬する先輩方と頼もしい同期に助けられながら、日々の業務に励んでおります。学連幹事として初めて迎える箱根駅伝では、運営側としての責任感をより一層持ち、元気・勇気・笑顔を届けられるような大会を作れるよう、精一杯頑張りたいと思います。当日は箱根駅伝の醍醐味でもある標高差800mを超える山を駆け上がり、駆け下ってくる小田原中継所を担当する予定です。選手達を万全な状態で送り出し、迎い入れられるよう、残りの期間も準備をしていきたいと思います。

 拙い文章でしたが、最後までお読みいただきありがとうございました。

 当日はテレビ・ラジオを通して、新春の箱根路を駆け抜ける選手達へ温かいご声援をよろしくお願いいたします。