駅伝ひろば箱根駅伝を支える学生たちが書いてます

No.255

第25回「人生の選択」

三宅 璃子

 駅伝ひろばをご覧の皆さま、初めまして。関東学生陸上競技連盟で幹事を務めております、東海大学観光学部観光学科1年の三宅璃子と申します。

 今年の春に住み慣れた福岡の地を離れ、上京してきました。家族や地元の友人が恋しくなることもありますが、新しくできた友人の助けを借りながら新天地で有意義な日々を送っております。

 私は中学1年生から6年間、長距離選手として陸上競技に関わってきました。

 中学1年の春、入学した中学校にあった「陸上長距離部」の明るい雰囲気に惹かれ、部活動体験日に入部することを決めました。当時の私は全く悩むことなく決めた道でしたが、この決断は私にとって大きな人生の転機となりました。高校に入ってからは怪我も多かったため、決して順風満帆な陸上競技生活ではありませんでしたが、今思い返せばいつでも楽しかった記憶ばかりが思い出されます。もともと、身体を動かすことが好きなわけでも、走ることが好きなわけでもありませんでした。ただ陸上競技、駅伝競走が好きで、何より仲間と走ることが好きでした。穏やかな涼しさがだんだんと寒さに変わり、冬がくるこの時期は駅伝大会に向け距離を踏んでいた日々が今でも懐かしくなります。

 今回はこれまでとは異なり運営側として迎えた駅伝シーズン。箱根駅伝当日は、スタート・フィニッシュを担当する予定です。今まで観客のひとりとして見ていた箱根駅伝の運営に携われることを嬉しく思います。関東の大学に快く送り出してくれた両親、大会を支えてくださる多くの人に感謝しながら、選手が安全に大会を終えることができるよう精一杯務めさせていただきます。

 拙い文章でしたが、最後までお読みいただきありがとうございました。

 大会当日はテレビやラジオの前から新春の箱根路を駆ける選手に温かいご声援の程、よろしくお願いいたします。