駅伝ひろば箱根駅伝を支える学生たちが書いてます

No.333

第28回「感謝」

安岡 あき実

 駅伝ひろばをご覧の皆さん、こんにちは。関東学生陸上競技連盟で常任幹事を務めております、中央学院大学4年の安岡あき実です。

 1年は早いもので最後の学連日記を書く季節となりました。

 毎年日本学連の主催大会だけでなく、関東学連の大会にも参加し、他地区の大会や日本陸連主催の大会に派遣していただいたので、毎月、毎週大会があることが日常でした。大好きな陸上競技に関わることができる嬉しさの反面、友達に誘われた旅行や自分の趣味に時間を割けないことがたまに辛くなる時もありました。

 それでも自分が選んだ道を、胸をはって最後まで歩み続けたことは私にとって何物にも代えがたい財産になりました。

 ただやはり、私たち4年生にとって、「また来年。」ができない大会運営は、失敗したくないという重圧と、終わってしまう寂しさからとても複雑な気持ちでした。

 いつも大会の時に、「じゃあ次はこの大会で!」と会話をしていた人達とも残りの大会を数えるようになり、「またよろしくね」の言葉が「今までありがとう」に変わっていくことが本当に寂しい気持ちでした。しかし、大会期間中に「お疲れ!頑張って!」と声をかけてくださる方々がいたこと、私たちのために差し入れを持ってきてくださる方々がいたことの存在は大きく、学連幹事の活動を通して、出会えた全ての方々に感謝してもしきれないと思います。

 陸上競技を全く知らなかった私が、陸上競技を何よりも優先し、ここまで愛することが出来たのは、ゼロから色々なことを学ばせてくれた先生方や先輩、自分に余裕がなくなったときに支えてくれた同期や後輩のおかげであり、そんな皆さんの存在があったからこそ、充実した学連幹事の活動になったと思います。心から感謝しています。

 箱根駅伝は4年生最後の大会で、集大成です。たくさんの方々への感謝を忘れず、精一杯務めてまいりますので、箱根路を走る選手たちに温かい応援をよろしくお願いいたします。

 4年間ありがとうございました。