駅伝ひろば箱根駅伝を支える学生たちが書いてます

No.332

第27回「お世話になりました!平塚!!」

﨑井 優希菜

 駅伝ひろばをご覧の皆様、こんにちは。関東学連で常任幹事を務めております、東京国際大学4年の﨑井優希菜と申します。

 早いもので学連日記を書くのも3回目。ついに、最後の箱根駅伝となりました。

 さて、私は、関東学連の上部組織である日本学連の幹事長も務めています。日本学連では、日本学生陸上競技対校選手権大会(日本IC)や秩父宮賜杯全日本大学駅伝対校選手権大会(全日本大学駅伝)をはじめとする全国大会の運営に関わってきました。今年は、2回の延期を重ねた「大学生のオリンピック」と呼ばれるワールドユニバーシティーゲームズへの日本代表選手派遣に係わる事務手続き、さらには代表選手団の一員として帯同するなど、幅広い活動に携わってきました。どの競技会でも私は、「選手も観客も競技役員もみんなが楽しい競技会づくり」というひとつのテーマをもって取り組んできました。トラックの競技会運営が終わり、まだまだ課題を感じているところではありますが、この課題を今後の駅伝の競技会運営にも活かし、残り少しですが精一杯頑張っていきたいと思います。

 私は、箱根駅伝では1年生の時から平塚中継所を担当しています。平塚中継所は海沿いに位置し、強い海風が印象的です。そんな「平塚」ですが、私にとってはとても思い入れの強い場所です。初めて箱根駅伝の観戦に行ったのが平塚中継所でした。多くの歓声に包まれて走る選手の姿やレースの様子、中継所を仕切っている学連幹事の様子をみて、私もいつか箱根駅伝に関わりたいと強く思ったことを今も覚えています。大学に入学し日本学連での活動が始まると、日本学連で運営している2つの競技会が平塚市にあるレモンガススタジアム平塚で開催されていることを知りました。平塚駅から車で10分ほどの競技場です。準備期間に何度も平塚へ行き中継所付近を通ると、何度も箱根駅伝で受けた強い気持ちを思い出しました。箱根駅伝で担当する中継所が平塚中継所と決まった時には、私は何か平塚に引き寄せられるものがあるのかと感じました。

 そんな箱根駅伝の運営も今年が最後。強い思い入れのある平塚中継所での中継が安全に終わるように、100回という歴史ある箱根駅伝が今回も無事に終了するように全力で頑張りたいと思います。新春の箱根路を駆け抜ける選手たちへの熱い応援をどうぞよろしくお願いいたします。