駅伝ひろば箱根駅伝を支える学生たちが書いてます

No.334

第29回「鶴見中継所」

山本 華

 駅伝ひろばをご覧の皆さま、こんにちは!関東学生陸上競技連盟で幹事を務めております、日本女子体育大学4年の山本華と申します。

 学連事務所の扉をたたいたあの日から、気づけばあっという間に4年が経とうとしています。学連幹事としての活動も残りわずかとなり寂しい気持ちもありますが、今は第100回箱根駅伝を成功させたい気持ちでいっぱいです。

 最後の学連日記では、私が1年生の頃から担当している鶴見中継所について書かせていただきたいと思います。

 皆さんは、鶴見中継所にどのような印象をお持ちでしょうか?大手町をスタートした選手を迎える最初の中継所であり、大手町へ帰る選手を送り出す最後の中継所であるという印象が強いと思います。そんな鶴見中継所は中継所の中で唯一住宅街の中に位置しており、地域住民や施設の方々にご協力いただかなければ大会を開催することはできません。そのため中継所周りの地域住民や施設の方々にご挨拶に伺うのですが、その際に「毎年楽しみにしてるよ」「いつもご苦労さま」などと温かい言葉をかけてくださります。その度に住民の方々の温かさを感じ、住民の方々のご理解・ご協力があって箱根駅伝は成り立っているのだと強く実感させられると共に、大会を成功させたい思いで胸がいっぱいになります。 

 この4年間で何度も鶴見に足を運びましたが、その度に鶴見に住む方々の温かさに気づかされました。そんな温かい鶴見が、私は大好きです。選手の安全を第一に考えながらも、住民・観客の皆さまに楽しんでいただけるような中継所にできるよう、残りの準備期間も精一杯取り組んで参ります。

 最後に、私は学連幹事としての活動の中で本当にたくさんの方と出会い、貴重な経験をさせていただきました。関わってくださった全ての方々に感謝の気持ちでいっぱいです。学連幹事としての活動を通してできた出会いや経験を、今後の人生の糧にしていきたいと思います。

 大会当日は選手たちへの温かい応援を、どうぞよろしくお願いいたします。