駅伝ひろば箱根駅伝を支える学生たちが書いてます

No.288

第23回「一日一生」

松尾 航

 駅伝ひろばをご覧の皆様、こんにちは。

 関東学生陸上競技連盟で常任幹事を務めております、東洋大学2年の松尾航と申します。

 何も分からず先輩の背中を追いかけるのに必死だった1年目が終わり、気が付けば後輩ができ、あっという間に箱根駅伝の季節がやって参りました。

 2022年度は、私にとって初めてに溢れた1年でした。

 私は今年度、10000m記録挑戦競技会の大会担当を務めさせていただきました。この競技会は、本連盟で主催している箱根駅伝前最後のトラックレースです。加えて、今年度は3年ぶりに他地区学連・実業団の選手を迎え、国立競技場での開催となりました。いつも当たり前のように携わっていた競技会を自分が主となって進め、何度も国立競技場に足を運び、下見や打ち合わせを重ねました。国立競技場開催の競技会に初めて出場する他地区学連・実業団の選手への対応など、頭を悩ませることが多くありましたが、信頼できる先輩や同期、頼れる後輩の力を借り、無事に競技会を終えることが出来ました。また、出場した選手の半分以上が自己記録を更新し、大会本部から大型スクリーンに映る「PB」の文字を見て、達成感を感じ、熱いものが込み上げました。陸上競技という大好きなスポーツに携わることのできる幸せを噛みしめつつ、気を引き締め、今後も学連幹事としての活動を全うしたいです。

 さて、第99回箱根駅伝では平塚中継所を担当する予定です。第98回箱根駅伝では、関東学生連合チームの主務を務めたため、初めての中継所担当となります。右往左往しつつ日々の業務にあたっておりますが、何より昨年度フィニッシュで走り終えた選手を迎えた時の感動を忘れず、選手全員が無事に全中継所を通過できることを祈るばかりです。沢山の方々からの協力を得て運営できていることに改めて感謝をし、最善の準備をして当日を迎えたいと思います。

 選手の力強い走りに、熱い応援をお願いいたします。

 最後までお読みいただき、ありがとうございました。