駅伝ひろば箱根駅伝を支える学生たちが書いてます

No.320

第15回「邁進」

岩渕 陽向

 駅伝ひろばをご覧の皆様、初めまして。関東学生陸上競技連盟で幹事を務めております、駒澤大学文学部社会学科社会学専攻1年の岩渕陽向と申します。

 学連幹事として活動を始めてから約半年が過ぎました。私は陸上競技の経験が一度もないため苦戦することも多いですが、日々の活動を通して多くのことを学んでおります。

 私が中学生の頃、祖父が箱根駅伝を見に芦ノ湖へ連れていってくれたことがありました。これが私が本格的に箱根駅伝に興味を持ったきっかけです。多くの観客が集まり応援の声が飛び交う中、目の前を選手が走り抜けていく光景は私の印象に強く残りました。それから箱根駅伝を家族で見に行くことが毎年の恒例行事になり、私は箱根駅伝の虜になっていきました。

 そんな私が学連幹事の存在を知ったのは高校生の時です。箱根駅伝の中継で関東学連が紹介されているのを見て初めて、箱根駅伝が学生によって運営されていることを知りました。このような大きな大会が学生によって運営されていることにとても衝撃を受けたと同時に、今まで見ているだけだった、箱根駅伝をはじめとする陸上競技の大会運営に、自分も携わるチャンスがあるかもしれないと思い、とてもワクワクしたことを覚えています。当時の私は進路先を決めることができずに悩んでいましたが、関東学連の加盟校に入学するという目標ができ、勉強のモチベーションにもなっていました。

 関東学連をはじめ大会に関わってきた全ての方々の積み重ねがあったからこそ陸上競技に興味を持ち、今学連幹事として活動することができています。

 第100回という大きな節目に学連幹事として箱根駅伝の運営に携われることを嬉しく思うと同時に、歴史ある大会を作り上げる一員であるという責任を改めて感じ、身の引き締まる思いです。私も学連幹事のひとりとして大会を支えていけるよう邁進していく所存です。

 最後までお読みいただきありがとうございました。大会当日は選手への温かい応援の程、よろしくお願いいたします。