駅伝ひろば箱根駅伝を支える学生たちが書いてます

No.279

第14回「報告書」

横川 侑香

 駅伝ひろばをご覧の皆様、初めまして。

 関東学生陸上競技連盟で幹事を務めております、法政大学人間環境学部人間環境学科1年の横川侑香と申します。

 昨年度まで皆様と同じようにこのサイトを眺めておりましたが、私が掲載する側となり身の引き締まる思いです。

 普段は関東学連から派遣され、関東学連の事務所がある千駄ヶ谷ではなく、日本学生陸上競技連合の事務所がある代々木で業務を行っております。そのため同期と会うことは少ないですが、LINEや関東学連のHPで同期の名前を見ると負けていられないと奮起します。距離は離れていても同期と認め、大会のたびに気にかけてくれることをうれしく思うと同時に非常に助けられていると感じます。

 同期に遅れ5月に学連幹事になってから早くも半年が経ちました。学連幹事になり多くのことを経験、見てきましたが、その世界はほんの一部にしかすぎないと常々感じます。4年生になってもすべてを把握することは不可能だと思えるほど多くの方々が大会に携わり、多くの方々に支えられ、活動ができていると思います。

 私たち学連幹事は大会が終了するごとに報告書を書いております。学連内で改善点や、当日までどのような業務を行ったかについて共有し次の大会に活かしていくものです。私は事務所で時間があると報告書を読むことが多く、私では全く気付かないような視点を持っている先輩方や同期の報告書を読んで自分の未熟さや先輩方の大会へのプライドを感じます。上述したように日本学連に所属しているため、大会によっては関東学連以外の学連幹事の報告書も目にします。関東学連では行っていないけれども、ある地区学連では行っていることを知ることができ興味深く、私たちの大会でも導入できるかを考え同期と話し合う時間が好きな時間のひとつです。時には、厳しいことが書いてあり読み終わるころには落ち込むこともあります。しかしながら、まだまだ改善できるところがあると感じるたびに次の大会へのモチベーションなりますし、新たな視点を得ることで大会への見方が変わる報告書を読むことが非常に好きです。大会ごとに報告書を書き、読み、学連幹事としてより多角的な視点をもって大会運営に携われるようにしたいと感じます。

 最後までお読みいただきありがとうございました。箱根路を全力で疾走する選手たちは日々の練習の成果を存分に発揮することと思います。選手たちへの温かな応援をお願いいたします。