駅伝ひろば箱根駅伝を支える学生たちが書いてます

No.275

第10回「原動力」

金子 帆夏

 駅伝ひろばをご覧の皆様、こんにちは。関東学生陸上競技連盟にて常任幹事を務めております、法政大学の金子帆夏と申します。

 初めての箱根駅伝運営に心を躍らせながら駅伝ひろばの原稿を執筆した頃からあっという間に1年が経ち、充実した日々を送れていることに改めて気づかされます。昨年度の駅伝ひろばでは、関東学連での活動経験を重ねて自分の知見を広げたいという思いから「経験知を積む」という題をつけました。それからの1年は国立競技場での大会開催や有観客試合の実施など、さらに学びの多い年となりました。2年目になっても未だ至らぬ点が多くあり、もっと精進しなければと気を引き締めるばかりです。

 さて、本連盟の主催大会は年間10試合ありますが、私はその内のひとつである関東学生網走夏季記録挑戦競技会の大会担当を務めさせていただきました。この大会は、関東学連主催大会の中で唯一関東から離れ、北海道網走市で行う長距離競技会です。新型コロナウイルス感染症感染拡大の影響により大会が開催できておらず、2019年以来3年ぶりの開催に向けて準備を行いました。他の競技会では必要のない航空券と選手の宿泊場所の手配や競技場の下見ができない難しさに悪戦苦闘し、大会を円滑に進めるため競技場の図面と長い時間にらめっこしたこともありました。多方面からご支援、ご協力をいただき、大会を無事に開催することができました。

 網走の涼しい気候のおかげか、出場選手167名の内61名が自己記録を更新するという記録に恵まれた大会となりました。選手の力強い走りに感動し、それまでの大変だったことが全て報われたような気がしました。この経験が今の私の原動力となっています。

 私たち学連幹事の頑張りが日の目を見ることは少ないですが、大会開催を通して選手たちが輝くための一助となっていることの喜びを忘れず今後も業務に励んでいきたいと思います。

 箱根駅伝当日、私はスタート・フィニッシュを担当する予定です。全力で箱根路を駆ける選手は今大会も多くの感動を生んでくれることと思います。どうぞ温かい応援をよろしくお願いいたします。