駅伝ひろば箱根駅伝を支える学生たちが書いてます

No.301

第36回「歴史を継ぐ者として」

茂木 麻実

 駅伝ひろばをご覧の皆様、こんにちは。関東学生陸上競技連盟で常任幹事を務めております、青山学院大学総合文化政策学部2年の茂木麻実と申します。緊張と高揚感の中、はじめて箱根駅伝の運営に携わってからあっという間に一年が過ぎ、月日のはやさを感じています。

 今年度、私は第17回トワイライト・ゲームスの大会担当を務めました。トワイライト・ゲームスは、ヨーロッパやアメリカの競技会をモデルとし、交通の便が良く、できる限り観客席が選手に近い競技場を会場とすることで、陸上競技の普及とより多くの方々に身近に競技の迫力を感じていただくことを目的としている大会です。3年ぶりの開催に心を躍らせていた一方、前回大会から期間が空いてしまったことによる課題も多く、奮闘する毎日でした。それでも、たくさんの方々にご支援、ご協力をいただき、大会を無事に終了することができました。

 大会担当として、心残りはたくさんありますが、特に大会の歴史を学んでおかなかったことを後悔しています。トワイライト・ゲームスは今年度で17回目を迎えましたが、この大会をはじめて開催するまでには長い時間と多くの人の尽力がありました。私がこの大会の目的と開催経緯を知ったのは大会終了後のことであり、もっと早く学んでおけば、より良い大会にできたのではないかと反省しました。大会の歴史を継承していく者としての自覚が足りていなかったことを反省するとともに、歴史を知ることの大切さを改めて実感できました。

 箱根駅伝は今大会で99回、次回大会では100回を迎えます。箱根駅伝の目的や開催経緯などの歴史を見つめなおす良い機会だと思います。

 箱根駅伝当日は、緊急対応車両に乗務する予定です。今後も続いていく箱根駅伝の歴史の継承者としての自覚をもち、最後まで精一杯業務を務めさせていただきます。

 最後までお読みいただきありがとうございました。

 当日は選手の力走に温かい応援をよろしくお願いいたします。