駅伝ひろば箱根駅伝を支える学生たちが書いてます

No.300

第35回「自分のすべきことは何か」

樺沢 帆乃佳

 駅伝ひろばをご覧の皆さま、こんにちは!

 関東学生陸上競技連盟で常任幹事を務めております、東京女子大学現代教養学部心理学専攻3年の樺沢帆乃佳と申します。大学では、人間のあらゆる活動を支える『こころ』について多角的に学んでおります。

 常任幹事としての活動は、関東学生陸上競技連盟が主催する競技会の運営をはじめ多岐に渡っているため、時間もかなり要します。特に今年度は、5月の第101回関東学生陸上競技対校選手権大会、11月の10000m記録挑戦競技会を初めて新しい国立競技場で開催いたしました。国立競技場の設備や動線の把握から始まり、当日の運営、後片付けまで、いつも以上の準備が必要でした。担当の先生方との打ち合わせや会議を繰り返し、夜遅くまで業務が続くことも多かったです。そして、無事に開催できたことに胸を撫でおろすと同時に、競技会に参加していただいた選手、監督やコーチの方から、国立競技場で競技ができたことに対する喜びの声を聞いたときには、一気に疲れが吹き飛んだことを今でもはっきりと覚えています。裏方としてですが、多くの皆さまに笑顔をお届けできたこと、誇らしく思っています。

 大会運営などの常任幹事としての活動に追われる日々を過ごしていることは充実しております。しかし、ここで問題となってくるのが大学での学業との両立です。常任幹事として役割を果たすことはもちろん大切ですが、私は大学生、つまり学業を優先する必要があるのです。ここで標題の「自分のすべきことは何か」を見失わないようにしなくてはいけません。私たちは大学生である以上、第一に学業、第二に関東学生陸上競技連盟での活動ということを忘れてはいけないのです。この当たり前のことを念頭において活動することは、簡単ではありません。私自身、ほとんどの授業が単位を落とせない必修科目であること、全授業で毎回レポート課題が課せられること、今後の進学や資格試験に向けての勉強をする必要があること・・・。正直、毎日が大変です。それでも常任幹事としての活動を続けたいと思っています。他では味わえない経験や、やりがいなどの魅力に引き込まれているのです。

 『箱根駅伝』まで後わずかとなりました。箱根駅伝当日は平塚中継所を担当する予定です。多くの方の力がひとつになって成功する箱根駅伝。人とのつながりを大切にしながら、笑顔で当日が迎えられるよう丁寧な準備をしていきます。心に残る箱根駅伝になりますように・・・。

 最後までお読みいただき、ありがとうございました!!