駅伝ひろばをご覧の皆様、こんにちは。一般社団法人関東学生陸上競技連盟で常任幹事を務めております、鎌倉女子大学家政学部家政保健学科3年の清水美空です。
長い夏が過ぎ、秋の気配を感じる季節になりました。気付けば3回目の駅伝ひろばを書く時期を迎え、時の流れの早さに驚かされます。
この初夏、私は母校の小学校で4週間にわたり養護実習を行いました。普段は週に3回以上事務所に通い業務を行なっているため、業務から離れた日々はとても新鮮に感じられました。一方で、実習を終えて帰宅すると業務連絡やメールの通知が溜まっており、業務から離れていることへの焦りを感じる時もありました。また、実習期間中には天皇賜盃第94回日本学生陸上競技対校選手権大会が開催され、配信を視聴しながら部署の先輩や後輩の姿に想いを馳せ、現場に関わることのできないもどかしさを感じていました。
そんな中での養護実習は、自分自身と深く向き合う機会となりました。保健室対応や授業を通して、思い通りにいかない現場を経験し、自分の無力さを感じることも多々ありました。児童一人ひとりの気持ちに、どう寄り添えばよいのか悩み、目指す進路に対して迷いを抱くこともありました。それでも実習最終日、児童から「先生の夢が叶って欲しいから応援しているよ」と声をかけてもらった瞬間、今までの悩みや葛藤が報われるように感じました。純粋な応援の言葉は、私に大きな力を与えてくれました。
この経験を通じて、「誰かに応援してもらえることの力強さ」と同時に、「自分もまた、誰かを支える存在でありたい」という思いを強く抱くようになりました。応援されること、そして応援することそのどちらもが、人を前に進ませる原動力になると感じています。
その気づきは、今の私の業務にも繋がっています。箱根駅伝では平塚中継所を担当する予定です。箱根駅伝に向けてそれぞれの立場で努力を重ねる方々の想いに寄り添い、支える立場として少しでも力になれるよう、誠心誠意業務に取り組みます。そして、業務を通して私自身も学連幹事の一員として成長を重ねていきたいです。
次の担当は同期の桑原悠真です。彼は私と同じ平塚中継所を担当しており、箱根駅伝の期間では同期の中で最も長い時間を共に過ごす仲間です。彼は周囲に依存せず、自分で考えて行動できる人です。私はそんな姿をとても魅力的に感じていますし、困った時にはつい彼に相談してしまうことも少なくありません。今年も沢山お世話になりました。そして、これからもお世話になると思います。次回もぜひご期待ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。箱根駅伝に関わる全ての学生に温かいご声援をどうぞよろしくお願いいたします。