駅伝ひろば箱根駅伝を支える学生たちが書いてます

No.285

第20回「憧れ」

秋山 姫歌

 駅伝ひろばをご覧になっている皆さま、はじめまして!

 関東学生陸上競技連盟で幹事をしております、明治大学総合数理学部ネットワークデザイン学科1年の秋山姫歌と申します。

 総合数理学部という学部を聞いたことがない方がほとんどかと思いますが、大学では社会に存在するさまざまなネットワークについて学んでおり、数学や物理、プログラミングと格闘する日々を過ごしております。

 私は中学校ではバレーボール部、高校では吹奏楽部に所属しておりました。陸上競技は未経験ですが、両親の影響で幼少期から陸上競技をはじめとしたさまざまなスポーツを観戦することが当たり前となっていました。その中でも私が特に心惹かれたのが、箱根駅伝でした。

 大学生という若さで果敢に箱根の山に挑み、1本のたすきが織りなす物語に強く心を惹かれました。中学生の時から箱根駅伝予選会を現地で観戦するようになり、そこで初めて関東学連という組織の存在を知りました。大会運営をしている学連幹事の姿は、学生とは思えないほど頼もしく私もそうなりたいと強く思い、この日から学連幹事は、私の憧れの存在となり、目標となりました。

 無事大学生となり、憧れであり目標であった学連幹事となることができました。学連幹事となって活動してきたこの8か月は、学びのあるとても濃い時間を過ごすことができ、毎日が充実しております。活動を通して、想像もしていないほどたくさんの方々が支えてくださっていること、一つひとつの大会に向き合い長い時間をかけて準備していることをあらためて強く感じます。日々の活動では報道に関する業務を担当しており、先輩方に取材申請や研究撮影の取りまとめ方などを教えていただきながらひとつでもできることを増やせるよう尽力しております。まだまだ未熟でわからないことも多く、迷惑をかけてばかりですが、たくさん経験を積んで少しでも早く一人前になれるよう精進していきます。

 私は、箱根駅伝当日は小田原中継所を担当する予定です。憧れであった大好きな箱根駅伝に携われることに誇りを持ち、新春の箱根路を駆け抜ける選手たちの背中を一歩でも押せるよう、精一杯頑張りたいです。

 最後までお読みいただき、ありがとうございました。