駅伝ひろば箱根駅伝を支える学生たちが書いてます

No.42

第88回箱根駅伝学連日記ー第2回ー

五十嵐 博文

 今年度、関東学連で副幹事長を務めております日本大学3年の五十嵐 博文(イガラシ ヒロフミ)と申します。大学では文理学部体育学科に所属しており、幹事長と同じ学部学科です。幹事長とは関東学連の先輩だけではなく、大学の先輩でもあります。

 今年は、3月11日に発生しました東日本大震災に始まりましたが、私の地元、福島県南相馬市の実家も少なからず震災の影響を受けました。震災直後は、地元の家族や親戚、友達が被災して大変な状況にいる中、自分は関東に残って学連の業務をやっていて良いのか、今すぐにでも地元に帰って被災地の方々に対して何かするべきではないのか、と大変悩んでおりました。
 自分が今、するべきこと。自分が今、出来ること。家族、友達、学連の先輩・先生方からのアドバイスをもらい自分なりに考えた結果、一つの答えが見つかりました。それは、地元に帰って被災者の方々に何かをすることではなく、関東に残り、学連の業務を全うし、関東インカレ・箱根駅伝等の大会・陸上競技を通して、間接的ではありますが被災地の復旧・復興を応援することです。

 今年度、関東学連は「がんばろう日本」を合言葉に復旧・復興を応援する活動を行っております。1人ひとりの力は些細ではありますが、本連盟加盟の153校、登録者7000名余りの力があれば、不可能なことはないと思います。

 最後になりますが、箱根駅伝では、200名にも及ぶ選手達の走りを通して被災地の皆さんはもちろんのこと、日本中の皆さんに何かメッセージを伝えられたらと思います。そのためにも、本大会まで2か月余りとなりましたが学生幹事一同、精一杯準備をしていきたいと思います。当日はぜひ、沿道に足を運んでいただき、熱いご声援をおくっていただければと思います。よろしくお願いします。

 次回は、小田原中継所副主任の 遠藤 誉介 です。

予選会集合写真