駅伝ひろばをご覧の皆様、はじめまして。一般社団法人関東学生陸上競技連盟で幹事を務めております、國學院大學文学部外国語文化学科1年の二宮芽生と申します。
現在、大学では、異文化コミュニケーションを主体的に実践できるようになることを目標として、英語をはじめとした言語学や異文化理解について学んでおります。
私が学連幹事を志したきっかけは、幼い頃から観戦していた箱根駅伝です。私は3歳から新体操を始め、クラシックバレエやダンス、高校ではチアダンスにも取り組んでおりました。高校卒業までの15年間、常に「仲間と息を合わせて、ひとつの演技を完成させること」に全力を注いできました。そうした中で、私が踊ることと同じ様に心を惹かれたのが箱根駅伝でした。仲間のために1秒でも速くたすきを継ごうとする選手の姿や、怪我やアクシデントを乗り越えて懸命に走る姿は、私の中の「仲間とひとつになる」という価値観と重なり、強く心を打たれました。中学生の時に、箱根駅伝が関東学連という組織によって運営されていることを知り、学連幹事になりたいという強い思いを持って、地元の愛知県から上京してきました。
そんな憧れていた関東学連の一員として活動を始めてから、約半年が経ちました。大変なことも多々ありますが、同期とともに日々奮闘しております。
また、初めての担当業務として、8月に開催された第20回トワイライト・ゲームスでの学生審判員・学生補助員の派遣を担当させていただきました。大学入学までほとんどパソコンを使ったことがなかった私にとって、この派遣業務は想像以上に大変なものでした。しかし、先輩方や同期にたくさん支えていただいたおかげで、無事に大会当日を迎えることができました。そして、この派遣業務を通して、これまで気が付かなかった運営側の視点から、大会が多くの人々の支えによって成り立っていることに気付き、支える側の大変さとやりがいを改めて実感できました。
学連幹事になるという目標を果たした私が今、活動をすることができているのは先輩方や同期、大学の方、そして家族の支えがあってこそだと強く感じています。運営側として初めて臨む箱根駅伝を、無事に成功させることは私の目標でもあり、普段から私を支えてくださっている多くの方々への恩返しでもあると考えています。
箱根駅伝当日は、小田原中継所を担当する予定です。多くの人の支えによって箱根駅伝が成り立っているということを忘れずに、この大会に向けて努力を重ねてきた選手が力を最大限発揮できる場となるよう、残り2か月ほど準備を進めていきます。
拙い文章ではありましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。大会当日、新春の箱根路を駆け抜ける選手たちへ熱いご声援をよろしくお願いいたします。
次回の担当者は、いつも明るく、一緒にいるとポジティブになれる同期の松山です。