駅伝ひろば箱根駅伝を支える学生たちが書いてます

No.324

第19回「強まった思い」

長束 文

 皆様、こんにちは!関東学生陸上競技連盟にて常任幹事を務めております、お茶の水女子大学2年の長束文です。大学では生活という視点を重視しながら、社会学、政治学、ジェンダー学など多岐にわたる分野を学んでおります。2年生となり、授業の中でディスカッションが増え、生活に基づく様々な事象において、自分はどう考えるのか、どのように生活者としてその事象に関わっていくのかについて日々考えおります。

 2022年度、「変わらない思い」という題で駅伝ひろばを書かせていただいてから1年の月日が経とうとしていると思うと時の流れの早さを実感します。本年度は「強まった思い」という題で書かせていただきます。

 私は930()に開催されました、第29回関東学女子駅伝対校選手権大会にて大会担当を務めました。初めて印西市役所に挨拶に行った2月から7か月間、月に3,4回のペースで関係各所、コースを訪ね打ち合わせを重ねました。昨年度からの様々な変更点の調整に時間を要したり、公道を使用するために必要な申請書作りに苦戦したりしました。同期が他大会の担当として、奮闘し、やり遂げている姿を見ながら、自分は最後までやりきることができるのだろうかという重圧で押しつぶされそうになることもありました。今振り返ると経験豊富な先輩方に多くのことを教えていただき、同期に支えられながら大会に向けて準備を進める時間は、とても濃く自分が成長する貴重なものであったと実感しております。大会が終了し、安堵し肩の荷がおりたともに、「ここはこうした方が良かった」や、「来年はこうしよう」など、いろいろな思いが込み上げてきました。女子駅伝に染まった大学2年生の夏でしたが、ここまで熱中したこと、強い思いを持って運営ができたことに喜びを感じ、改めてこの大会を担当できたことに誇りに感じております。また、大会担当を通して、後援、協賛社の方々をはじめとする関係者の皆様に支えられながら大会が成り立っていることを実感し、支えていただけることへの感謝の気持ちが強まりました。大会に関わってくださったすべての皆様に重ねて感謝申し上げます。

 1年間を通して、もうひとつ強まった思いがあります。それは、時には笑い合い、時には一緒に悩み励まし続けてくれた同期の存在です。大学も住んでいるところもバラバラな同期ですが、一週間の中で3日間会っていないと、久しぶりと声を掛け合うほどです。この1年間でこの仲間とこれからも一緒に頑張っていきたいという思いが強くなりました。

 さて、箱根駅伝はたくさんの方に愛され、本大会で100回目を迎えます。箱根駅伝当日、私はスタート・フィニッシュを担当する予定です。第100回大会を迎える今大会が100回分の歴史を彩る大会となり、これからの歴史のスタートとなる大会になりますように当日まで精一杯準備して参ります。そして、23校の、選手全員が無事に箱根路を駆け抜けることを心から願っております。

 最後までお読みいただき、ありがとうございました。