駅伝ひろば箱根駅伝を支える学生たちが書いてます

No.277

第12回「競技会の姿」

﨑井 優希菜

 こんにちは!関東学連で常任幹事を務めております東京国際大学3年の﨑井優希菜と申します。私は、関東学連で常任幹事を務めているかたわら、公益社団法人日本学生陸上競技連合(以下、日本連合)では副幹事長を務めています。少数精鋭な組織のためその重責にプレッシャーを感じることもありますが、選手や競技会のことを考える毎日は楽しく充実した日々を送っています。

 日本学連は関東学連を含む8つの地区学連を統括している組織で、日本学生陸上競技対校選手権大会(以下、日本インカレ)のような全国大会の運営をしています。4月に開催いたしました2022日本学生陸上競技個人選手権大会では私が学生幹事となって初めて有観客での開催となりました。私が学生幹事の活動を始めた当初はコロナ禍真っ只中で、スタンドがしんとしている中での競技会運営が通常でした。いまだ収束しないコロナウイルスの感染症対策と並行して行う有観客開催に向けての準備の中で、初めてのことが多く、悩ませられる場面も多々ありましたが、大会期間中にふと競技エリアからスタンドを見上げると応援に来た観客の皆様で席が埋め尽くされており、その温かい雰囲気に大変感動いたしました。関東学生陸上競技対校選手権大会(以下、関東インカレ)や日本インカレでは、各大学のエンブレムや頭文字を作り集団応援をしている姿も見られ、大変華やかな競技会の姿を見ることができました。競技会というものは、選手や運営する人間だけではなく、スタンドに集まる観客の皆様や各大学の応援団の姿があってこその競技会なのだと感じました。

 さて、箱根駅伝当日、私は平塚中継所を担当する予定です。3年目の平塚中継所、これまでの経験を活かし、駅伝が無事終了するよう一生懸命頑張りたいと思います。新春の箱根路を駆け抜ける選手たちへの熱い応援をどうぞよろしくお願いいたします。