駅伝ひろば箱根駅伝を支える学生たちが書いてます

No.240

第10回「挑戦」

中野 日香理 

 学連日記をご覧の皆様、はじめまして!関東学生陸上競技連盟で幹事を務めております、日本女子大学家政学部児童学科の中野日香理と申します。大学では、児童学の専門家を目指して、児童の発達や文化、心理といった多角的な視点から「子ども」について学びを深めております。

 私は箱根駅伝が好きな家族の影響もあり、幼い頃からお正月は箱根駅伝を見て過ごしてきました。毎年何気なく見ていた箱根駅伝でしたが、いつしか懸命にたすきをつないで走る選手に心を打たれ、箱根駅伝の魅力に引き込まれていき、箱根駅伝にどのようにしたら携われるのかと考えるようになりました。その後、中学高校と陸上競技部に入ることはなく、陸上競技とは無縁の世界で学校生活を送ってきましたが、私の箱根駅伝が好きという思いは変わりませんでした。高校3年生のある日、関東学連の存在を知り、学生の手によって箱根駅伝が開催されていると知りました。陸上競技の経験がない私にとって、陸上競技という新しい世界に一歩足を踏み入れることは大きな挑戦でありましたが、今では学連幹事として活動することができ、嬉しく思います。

 日々の業務では、私は印刷担当として大会の印刷物の作成に励んでおります。初めての業務は1123日に行われる10000m記録挑戦競技会のプログラム作成でした。プログラム作成を通して、計画通りに進めることの難しさ、そして何よりも沢山の方々に支えられて大会を運営できているということを学びました。学連幹事の活動を通して陸上競技だけでなく、これから社会で生きていく上で大切なことを教えられています。ここで活動できていることへの感謝を忘れずに、今後もたくさんの経験をして自分自身を成長させられるよう、精一杯取り組んでまいります。

 さて、箱根駅伝では戸塚中継所を担当する予定です。新春に箱根路を駆け抜ける選手達と共に、私たち学連幹事も精一杯駆け抜けていきます。皆様の心に残る大会になるよう努めてまいりますので、大会当日はテレビの前やラジオでの応援、よろしくお願いいたします。