駅伝ひろばをご覧の皆さま、こんにちは。一般社団法人関東学生陸上競技連盟で常任幹事を務めております、日本大学4年の小泉礼佳です。朝もすっかり寒くなり、2度寝をしたくなる時期になってまいりました。昨日、25日はクリスマスでしたね。今年のクリスマスは、皆さまどのように過ごされましたか?今年もあと1週間で終わりですね。私たち4年生の引退も間近に迫ってきました。早かったような、長かったような複雑な気持ちです。
最後の駅伝ひろばを綴るにあたり、1年ずつ振り返っていきたいと思います。
学連幹事になることを目指した4年前、この決断は私にとって人生の大きなターニングポイントだったように思います。陸上競技とは縁のない生活だった私が大学4年間を陸上競技に捧げることになるとは当時の私は微塵も思っていませんでした。新しい場所、新しい仲間と出会い、その仲間の向上心の強さに圧倒された1年生の時は「なぜ、この選択をしてしまったのだろう」という後悔に包まれていました。そして、新しいことに挑戦する難しさに悩み、1年を終えることに必死でした。
2年生では、尊敬できる人がたくさんいることに気が付いた1年間でした。自分自身を見失いそうになる私にいつも前向きな言葉をかけてくれる母と、遠く離れて生活しているのにも関わらず心配をしてくれる兄、そして下を向きそうになっている私をわざわざ気にかけてくれる同期、その存在に気が付いたとき、私はたくさんの人に支えられているのだなと改めて実感できました。
3年生では、「責任」というものを感じ、学連幹事としての活動により真剣に向き合うことで気が付くことが多くあった1年間でした。業務をこなすことに必死だった2年間から進歩し、視野を広く持ち競技会全体を通して、私には何ができるのか広い視野を持って活動できたのではないかと思っております。
そして最後の1年は、私にとって、決断の嵐でした。大学3年間で見つけたやりたいことや理想を実現するために悩み、選択をする日々でした。半期のお休みをいただいた後も同期たちは温かい言葉をかけ続けてくれました。みんなと離れることに不安を抱える日々でしたが、離れている間も気にかけて連絡をくれる同期やたわいもない話をしてくれる同期がいたからこそ今の私があると思っております。「お休みをさせていただく」という決断も「学連幹事に戻る」という決断も同期の支えがあってこその決断でした。今このように綴らせていただけることも当たり前ではないということをしみじみと感じております。
最後に、学連幹事という立場から見えた景色は、「充実」という言葉だけでは表すことが出来ないくらいに濃い4年間でした。理想と現実のギャップに圧倒されながらもそのギャップを尊敬する同期とともに「=(イコール)」にできるよう活動し続けた4年間でした。私にとって、この経験は人生のターニングポイントとなり、当たり前だと思っていたことがどれほど多くの人に支えられていたかに気付かされた4年間でもありました。迷い、悩み、立ち止まるたびに手を差し伸べてくれた家族、同期へは感謝してもしきれません。そして、この感謝の気持ちは、これからの歩みに必ず還元していきたいです。この選択を後悔にしないよう「自分自身が選んだ人生を正解にしていく」ということを胸に抱いて、最後まで駆け抜けたいと思います。
ここで、尊敬する同期へ感謝の気持ちを送りたいと思います。
同期へ。みんなと同じ年に生まれて、巡りあえて本当に心から嬉しいです。共に競技会を行ってきたことはもちろん、たわいもない話をしたり、ふざけ合ったりした日々全てが私にとって思い出です。みんなが居てくれたからこそ、刺激をもらい自分の成長にもなりました。これからもみんなの活躍をずっと応援し続けています!
次回の駅伝ひろばは、「もういいかともう少しがんばろうがせめぎ合ったときがふんばり時」という名言を残した、同期の雨宮倫可(あめみや ともか)です。彼女とは担当業務間で関わることが多く、様々な場面で助けられてきました。私は、自分自身の意思をしっかりと持っていて、相手に伝えることができる雨宮さんを尊敬しています。多くの魅力がある中で、自分自身にストイックで一切妥協を許さないところも彼女の魅力のひとつだと思っています。最後にどんな素晴らしい名言を残してくれるのか皆さま期待していてください。
拙文とはなりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。第102回箱根駅伝も様々な想いを持って駆け抜ける選手たちへ温かい応援のほど、よろしくお願いいたします。