駅伝ひろば箱根駅伝を支える学生たちが書いてます

No.329

第24回「100回目のたすき渡し」

中野 日香理

 学連日記をご覧の皆様、こんにちは。関東学生陸上競技連盟で常任幹事を務めております、日本女子大学3年の中野日香理と申します。

 時が経つのは早いもので、学連幹事として活動を始めて3年が経ちました。そしてこの1年間は、一つひとつの大会が私にとってあと1となっており、4年生となる来年に向けて気を引き締める思いで過ごしてきました。

 さて、今回の箱根駅伝は第100回記念大会となっております。第1回大会から今まで開催していく中で、目まぐるしく変化していく社会情勢により、中止を余儀なくされることもありました。しかし、このような状況下でも、「何とかして開催できないか」と試行錯誤して、第100回大会までたすきをつないでくださった関東学連の先輩方のおかげで今があります。そして、もうひとつ忘れてはならないのは箱根駅伝を愛し、応援してくださっている皆様の存在です。歴代の先輩方、観客の皆様へ感謝と敬意を示すとともに、この沢山の歴史、思いが詰まったたすきを胸に無事に100回目のたすき渡しをすることが私の務めだと感じております。

 また、私は普段の業務で大会のプログラム制作にあたっております。関東学連の事務所には、過去のプログラムが多く保管されていますが、特に箱根駅伝は67年も前の第32回大会からプログラムが残っています。プログラムコース図も、手書きから白黒写真、カラー写真へと変わっており、長い歴史を感じられます。この先、プログラムがどのように進化していくか想像もできませんが、一つひとつのプログラムが歴史に残っていくということを忘れずに、担当させていただける喜びを感じながら、責任感を持って取り組んで参ります。

 箱根駅伝当日は、戸塚中継所を担当する予定です。今回は、出場校が3校増え、計23校の出場となりますので、私たち学連幹事は24本目のたすきを胸にかけ、100回目のたすき渡しを無事行えるよう、選手と共に駆け抜けて参ります。

 当日は、出場選手への熱い応援、どうぞよろしくお願いいたします。