駅伝ひろば箱根駅伝を支える学生たちが書いてます

No.322

第17回「経験の先に感じるもの」

宮田 佳穂

 駅伝ひろばをご覧の皆さま、こんにちは。関東学生陸上競技連盟で常任幹事を務めております、法政大学経営学部2年の宮田佳穂です。右も左も分からず、ただ目の前のことに精一杯だった1年目が過ぎ、箱根駅伝の準備をする季節になったことに時の流れの早さを感じております。

 私は2023年、たくさんの「初めて」を経験するとともに、人の温かさを感じました。まず、716日に網走市で行われた関東学生網走夏季記録挑戦競技会では、初めて大会担当を務めました。文書の作成や競技場との調整、航空券や宿泊の手配など、初めて行う業務ばかりで大変なこともありましたが、無事に大会が終了し、安堵しました。また、出場選手の約4割が自己記録を更新するという結果に、私の努力が報われたように感じます。

 続いて、930日に行われた、関東大学女子駅伝対校選手権大会では、初めてポスターとプログラムの作成を担当しました。6月頃から準備を始め、ポスターデザインの決定、広告の手配、プログラムの校正など、長い長い道のりではありましたが、校了時には大きな達成感に満ち溢れました。コース周辺にはプログラムを持つ方がおり、たくさんのポスターが貼られ、中継所にはポスターデザインの入ったバナーが設置されました。これは今までの成果を間近に感じることができ、私の自信となる大会でした。

 これらの業務はたくさんの方にご協力、ご支援いただき無事に終えることができました。関東学生網走夏季記録挑戦競技会では網走市の方やオホーツク陸上競技協会の皆さま、関東大学女子駅伝対校選手権大会では印刷会社の方や校正に協力してくれた学連幹事、先生方など、本当に多くの方に助けていただきました。特に同期は、業務に追われている私を励まし、手伝ってくれました。本当に素敵な同期を持つことができたとつくづく感じます。

2023年は大変なこともありましたが、同時にたくさん人の温かさに触れた年でした。ご協力いただいた皆さまに感謝申し上げます。

 さて、箱根駅伝も多方面からご協力、ご支援いただき開催される大会です。2023年は様々な「初めて」を経験し、できることも増えました。大会が無事に開催できるよう、ご協力いただく皆さまに感謝し、万全の準備をして参ります。当日は海が目の前の平塚中継所を担当する予定です。第100回箱根駅伝が選手の皆さん、選手を支えるチームスタッフ、観客の皆さま、すべての方にとって大切な大会となることを心から願っております。お正月は100回の歴史が刻まれた箱根路を駆け抜ける選手に、温かい応援をよろしくお願いいたします。