駅伝ひろば箱根駅伝を支える学生たちが書いてます

No.339

第34回「縁」

中嶋 優葉

 駅伝ひろばをご覧のみなさま、こんにちは!

 関東学生陸上競技連盟で常任幹事を務めております、日本体育大学4年の中嶋優葉と申します。本日はクリスマス、年越しまでもあと少しとなりました。4日後にせまる区間エントリー発表を楽しみにしている方もいらっしゃるでしょうか。

 私は今年、中国・成都で開催されたワールドユニバーシティゲームズ2021の関東学連指導者派遣に帯同いたしました。世界レベルの競技や競技運営を間近に見ることができ、さらには中国の文化にも触れ、とても良い経験となりました。

 さて、私がスーツケースを保管している部屋には小学生の頃に作った作品がしまってあります。帰国後、スーツケースを片付けている時に小学生5年生の時に作った、「冬休み新聞」を見つけました。『冬休みの思い出を残そう』という自由記述欄に、箱根駅伝のことが書かれていました。その中には自分で作成したクイズがあり、「今年の箱根駅伝で1位は、どこの大学だったでしょうか?」という問題でした。答えはなんと、私が現在通う「日本体育大学」だったのです。指導者派遣に帯同させていただいたことで、たまたま片付けのタイミングで見つけた、小学生の頃に作成した冬休み新聞。そのクイズの答えが、現在通っている大学ということに縁を感じるとともに、私が今思っている以上に「箱根駅伝」という存在が私にとって大きなものであることに気づかされました。

 私がこの100回大会を4年次で迎えることができることも、ひとつの縁だと感じています。ただ、100回というのは特別ではなくこれまでの99回と同じ1回であり、それぞれの価値は変わりません。箱根駅伝が今まで継承されてきたことに感謝し、これから先も皆様に愛される大会となるよう、残りの期間しっかりと準備を進めていきたいと思います。

 私は今回も戸塚中継所を担当する予定です。当日は選手への応援を、どうぞよろしくお願いいたします。