駅伝ひろば箱根駅伝を支える学生たちが書いてます

No.251

第21回「躍動する舞台を支える」

志村 京香

 駅伝ひろばをご覧の皆様、こんにちは!

 関東学生陸上競技連盟で常任幹事を務めております、早稲田大学4年の志村京香と申します。いよいよチームエントリーを迎えるという時期となり、私たち学連幹事の準備も更に慌ただしくなってきました。

 私が学連日記を書かせていただくのは今回で最後となりますが、テーマとしては大学3年から現在までの活動を振り返って思うことを綴らせていただきたいと思います。2020年のお正月に開催した第96回大会を終えた後、世界全体が新型コロナ禍という未曾有の状況に陥りました。一大学生としての自らの生活も大きく変化し、関東学連としても2020年は秋になってようやく主催競技会を開催できたという異例のシーズンになりました。

 いつになれば競技会を開催できるようになるのか。それまでとは大きく仕様が異なる競技会をどのように運営するべきなのか。手探りで考えながら進めなければならないことばかりでした。しかし、「自分が希望を捨てる訳にはいかない」、「頑張らないといけない」と強く思いながら活動していたなと、今になって振り返ると思います。

 そしてその思いに至ったのは、自らが運営に携わった大会が、選手が躍動する舞台となることに喜びを感じているからだ、ということにも気が付きました。

 昨年度のような異例のシーズンも、100回を迎えた関東インカレを開催し、箱根駅伝に向かっている今年度も、「選手が全力で挑み、輝ける舞台を支えたい」、そして「開催して良かったと思えるような大会をつくりたい」という心持ちで活動に取り組んできました。学生として運営にあたる最後の箱根駅伝でもこの思いを実現できるように、残りの期間で抜かりなく準備を進めていきたいと思います!

 また、いつもご指導いただいている関東学連の先生方をはじめ、大会運営にご協力いただいている多くの関係各所の皆様、私を学連幹事として派遣いただいた大学競走部の方々、これまでお世話になった学連幹事の先輩方や支えてくれた同期・後輩、私のわがままを最後まで聞いてくれた家族に感謝を伝えたいと思います。言葉はもちろん、行動でも感謝の気持ちを示せるようにします。

 当日、私は戸塚中継所を担当する予定です。全力で箱根路を駆ける選手たちへ、テレビなどを通じて熱い応援をよろしくお願いいたします!