駅伝ひろば箱根駅伝を支える学生たちが書いてます

No.350

第8回「進展」

横川 侑香

 駅伝ひろばをご覧の皆様、こんにちは。一般社団法人関東学生陸上競技連盟で常任幹事を務めております、法政大学3年の横川侑香と申します。

 今年ももう駅伝ひろばを書く時期がやってきたと思うと同時に時の流れの早さを感じます。私たち3年生が学連幹事として活動できる日々もあと500日を切ってしまいました。大好きな13人の同期とともに達成感に満ちた状況で卒業できるよう、日々の活動に励みたいと思っております。

 今年は通常業務でも大会でも新たな経験をする年となりました。

 競技審判委員の先生にお声がけいただき、中学・高校や自治体の大会で写真判定員としての経験をさせていただくことができました。また、秩父宮賜杯第56回全日本大学駅伝対校選手権大会関東学生陸上競技連盟推薦校選考会ではスターター・リコーラー、昨年に続き第35回関東学生新人陸上競技選手権大会では競歩審判員を務めさせていただきました。関東学連主催の大会では庶務として活動していることが多いため競技の状況を間近で見ることはありませんが、貴重な機会のもと経験を積めたと思います。

 私は関東学連から派遣され、日本学連の学生幹事として通常業務を行っております。日本学連での業務として第27回日本学生ハーフマラソン選手権大会および第18回日本学生20km競歩選手権大会の大会担当を務めさせていただきました。日本学連には4年生がいないため、通常業務でも最上級生としての責任が伴います。また、学年があがり、大会当日の役割でも主任を担うことが多くなり、他者へ気を回すことができないこと、視野が狭いことや考えが浅はかなど自身の至らない点に直面する場面が、下級生のころより格段に増えてまいりました。なりたい学連幹事像があるにもかかわらず、どのようにしたら理想の学連幹事になれるのか、退化の仕方はたくさん知っているのに、自分が成長するには何をすればよいのか分からず葛藤する1年となりました。そのような中でも支えてくれる関東学連を含めた8地区の学連幹事・学生幹事や委員会の先生方に感謝してもしきれません。今年いただいたご指摘を改善し、「向上と進展」の理念を持ち、無事に終わることが当たり前の大会運営に携わりたいと思います。

 新春の箱根路を走る21チーム210人の選手たちへ沿道、テレビやスマートフォンなどの前から温かい応援をお願いいたします。

 拙文ではございましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。